アラートと通知
パフォーマンスの低下は突然やってくる。デプロイによってブロッキングスクリプトが混入したり、CDNのエッジが誤動作したり、LCPが2週間かけて静かに悪化したりする。28日後のCrUXデータでそれに気づく頃には、すでに手遅れだ。
CoreDashは、連携して機能する2つのアラートシステムを提供する。監視すべき対象が明確な場合のカスタムアラート(Custom Alerts)と、それ以外のすべてを監視するAIオートアラート(AI Auto Alerts)だ。
どちらもメールとSlackに通知を配信し、並行して稼働する。

カスタムアラート
指標、感度、頻度を自分で選択する。重要な条件を正確に指定して、1つのアラートを設定できる。
指標: すべてのCore Web Vitals。LCP、INP、CLS、TTFB、またはFCP。
3つの感度レベル:
- 大幅な変化(>50%)は、何かが明らかに壊れた(あるいは劇的に改善した)場合にのみ発火する。いわば「火事場」の検知器だ。
- 境界の通過は、指標がCore Web Vitalsのしきい値(良好 → 改善が必要 → 不良)をまたいだときに発火する。常にグリーン(良好)を維持したい場合に使用する。
- 小さな変化(>25%)は、問題が雪だるま式に大きくなる前に、パフォーマンスの低下を早期に捉える。
頻度: 毎日、毎週、または毎月。
フィルター: モバイルのみ、特定の国、単一のブラウザ、または個別のページに絞り込むことができる。ドイツのモバイルユーザー向けのホームページでLCPを監視したい場合も、3クリックで設定可能だ。

カスタムアラートが役立つ場面
新しいチェックアウトページをデプロイしたとしよう。そのページのLCPに対して、「小さな変化」の感度で毎日のアラートを設定する。もしパフォーマンスが低下すれば、翌朝には把握できる。
商品ページのLCPが2.3秒だとしよう。余裕で「良好(good)」だが、それほど大差はない。「境界の通過」アラートを設定すれば、基準を下回った瞬間に通知を受け取れる。
Safariのモバイルユーザーは、他のユーザーよりもINPが悪い。その正確な組み合わせでアラートをフィルタリングし、修正が機能しているかどうかを追跡できる。

AIオートアラート
指標 × ページ × デバイス × ブラウザ × 国のすべての組み合わせに対して、カスタムアラートを作成することは不可能だ。何百ものセグメントが存在する。AIオートアラートは、その死角をカバーする。
トグル1つ。設定ゼロ。 オンにするだけで、CoreDashは毎日、5つのCore Web Vitalsすべてにわたる何百ものセグメントをスキャンする。そして、意味のある変化があった場合にのみ通知を送信する。

AIオートアラートが有用な理由:
- 影響度を認識。 トラフィックの2%以上に影響を与えるパフォーマンス低下のみを抽出する。ごくわずかなセグメントからのノイズはない。
- スマートな重複排除。 昨日報告されたのと同じパフォーマンス低下で、何も状況が変わっていない場合は? 再度通知されることはない。
- 完全なコンテキスト。 すべてのアラートは、どの指標の、どのセグメントが、どの程度低下し、何人の実際のユーザーに影響を与えているかを伝える。
手動では見逃してしまうような検知の例
グローバル全体のLCPは2.0秒で問題ないように見える。しかし、CDNの変更後、インドネシアのAndroid ChromeユーザーのLCPが4.1秒に跳ね上がった。これはトラフィックの3%に相当する。無視できない数値だが、全体を統合した数値では見えない。
マーケティングチームが先週ランディングページを公開した。誰もそれをカスタムアラートに追加していない。しかし、AIオートアラートはすべてをスキャンしているため、自動的にそれを検知する。

連携によるメリット
カスタムアラートは、ターゲットを絞った監視リストだ。積極的に管理したいページや指標を正確にコントロールできる。
AIオートアラートは、セーフティネットだ。監視を忘れていたセグメント、監視しようと思わなかったページ、ルールを書くことすらない組み合わせのパフォーマンス低下など、それ以外のすべてをカバーする。
両方を稼働させよう。
始め方
- CoreDashのプロジェクト設定に移動する。
- カスタムアラート: 指標、感度、頻度、フィルターを選択し、保存する。
- AIオートアラート: トグルをオンにする。これで完了だ。
- 配信: 通知設定でメールとSlackを連携させる。
サイトは24時間体制でパフォーマンスデータを生成している。これら2つのシステムは、誰かがダッシュボードを見るのを待つのではなく、データがあなたのために確実に機能するようにする。

